トークセッションにはウィル・スミスの他に、アン・リー監督、プロデューサーのジェリー・ブラッカイマー氏、進行役のYouTubeクリエイターのバイリンガールちかが登場し、このもようはライブ配信された。
同作でウィル・スミスは、引退を決意した伝説的スナイパーのヘンリーを演じる。政府に依頼されたミッションを遂行中に何者かに襲われるヘンリーだが、この神出鬼没な暗殺者の正体が、実は秘密裏に創られた“若い自分自身”のクローンだったのだ。
このクローンの若いバージョンのウィル・スミスについて、ウィルは「100%デジタルのキャラクターで完全にCG。ちょっと怖いし、この先アン・リー監督がどこまでこの芸術を伸ばしていくのかと、ワクワクさせられます」と完成度が高くまるで本物にしか見えないCGでの自身のクローンに言及した。
また非常にフレームレート(動画処理能力)が高くクリアに見える同作で、ウィルは「メイクはつけられないんです。何か顔につけていたらカメラがそれを捉えてしまう。だから水をいっぱい飲んでお肌プルプルにしておくんだ」と傍にあった「JUST WATER」と書かれたボトルを「ほらね」というように顔の脇に持ってきて、茶目っ気たっぷりにおどけてみせて場内を爆笑させた。
会場には40人のYouTubeクリエイター達が集まり、ウィルらの話に耳を傾けていたが、ウィルが「ぜひ言いたい」と彼らに熱く語りかけた。「人々が望んでいるものや好きなものを作ってしまう、そういう誘惑はある。しかしそれはとても危険でいけないこと。自分の中でどうしてもこれを伝えたいというものを伝えることが一番大事。それは非常に怖いことだし、危険なことだし、もしかしたら気に入ってもらえないかもしれない。でもやはり自分がどうしてもやりたいと思うことであって欲しいです」と心を込めてメッセージを送ると、会場から拍手が沸き起こった。
さらにウィルは「隣にいるアン・リー監督とはずっと前から仕事がしたかったので夢が叶った作品です。ブラッカイマーとは25年前に組んでから仕事をしてきた。若いクリエイター達に言いたいのは、どれだけ共同作業が大事なのかということ。自分の周りをどういう人たちで固めるのか、素晴らしいクリエイターたちで囲むことが大事。みんなクリエイターとして成長できる。一緒に作業をすることが本当に大事」と熱弁をふるい、最後に「collaboration(共同作業)」のワードを3回繰り返して強調した。
アン・リー監督も「自分が心底感じること、信じることに忠実であって欲しい」とエールを送り、ブラッカイマー氏も自身が手がける作品を選ぶポイントについて「何を本当に観たいのか、何を本当に作りたいのか。本当に自分が愛するものではなくてはいけない」と語ったが、巨匠たちの言葉はクリエイター達の胸に響いたことだろう。
また映画俳優としても活躍する自身の息子のジェイデン・スミスが、インスタグラムでジェミニマンの真似をしていたことが話題になると、ウィルは「最近彼は日本で撮影をしていた」と明かし、「息子は幸いにも僕の最大のファン。彼らを通して何が今、流行っているのか、ホットなのか教えてもらっています」とこの時には父親の顔に戻って目を細めた。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)
https://news.livedoor.com/article/detail/17252785/
2019-10-18 08:19:00Z
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