映画「泣くな赤鬼」(兼重淳監督)の公開舞台あいさつが15日、東京・新宿バルト9で行われた。

堤真一(54)は「昨日が初日で、うちの社長が見に行ったら10人くらいしかいなかったそうです」といきなりの発言をし、会場もびっくり。すぐに「言うなっちゅう話ですけどね」と苦笑い。兼重監督は「(撮影した)群馬では『アラジン』を抑えていた。良かったです」と、しっかりフォローした。

高校教師と教え子の再会から始まる物語。再会したい人を聞かれ、堤は「中学の野球部の監督がめちゃくちゃ怖かった。その先生にこの作品を見ていただきたいと思っていたら、2カ月くらい前に亡くなっちゃったんです。生きていたら劇場で見てくれただろうなと思います」と語った。

柳楽優弥(29)も中学時代の恩師を挙げ「サッカー部の先生がすごく厳しかった。今会ったらどういう話ができるのか。会いたいですね」。

教え子役の柳楽は、堤に「ハグしてもらっていいですか?」と言い、2人はしっかり抱き合っていた。

竜星涼(26)は、再会したい人に、前日のサッカー女子ワールドカップ(W杯)フランス大会スコットランド戦で先制点を決めたFW岩渕真奈(26)を挙げた。竜星は「小学校の時、一緒にサッカーをやっていて、その時はボロボロに負けていた。もう1回やってみたい」と、再会を熱望した。

川栄李奈(24)は「映画を見て家族や友達のありがたみを感じました。年1回くらいしか会わないおじいちゃん、おばあちゃんに会いたい」と話した。川栄は先月、俳優廣瀬智紀(32)との結婚と妊娠を発表。この日はローヒールのサンダルに、ふんわりしたワンピース姿だった。

ほかに堀家一希、武藤潤が出席。