Minggu, 31 Maret 2019

【イベントレポート】「さらざんまい」監督・幾原邦彦「今回は絶対に『耽美だ』と言われたくない」 - ナタリー

TVアニメ「さらざんまい」のイベント「欲望搾取! 『さらざんまい』先行上映会&トークショー」が、本日3月31日に東京・築地にある東劇にて行われた。

イベントでは4月11日からスタートするテレビ放送に先がけて、第1話から第3話までを上映。トークショーには矢逆一稀役の村瀬歩、久慈悠役の内山昂輝、ケッピ役の諏訪部順一、新星玲央役の宮野真守、阿久津真武役の細谷佳正、そして監督を務める幾原邦彦が登壇した。上映後ということで一同は第3話までの内容に触れながら、和気あいあいとトークを展開。村瀬が自身の演じる一稀について「謎をいろいろ持っている人なので、3話まで観て一稀のことを分かったと思っていても、どんでん返しがあるかと思います」と含みを持たせ、幾原監督も「これからですよ!」と口を揃える。内山は悠の初登場シーンに触れ、「重いものを背負ったキャラクターはいろいろやらせてもらったことがあるんですけど、ここまでダーティーなのは……」と感想を語った。

謎のカッパ型生命体・ケッピについて、諏訪部は「ご覧の通りのスパダリです」と紹介。幾原監督が「前情報で“ケッピが3人の少年の尻子玉を無理やり奪う”って書いてあったと思うんですが、その部分を強調した理由が見てもらって分かったと思います」と切り出し、「カッパが尻子玉を奪うシーンは今までにもあったかもしれないですが、本作ほど本当の尻子玉を奪うシーンが描かれたアニメはないですよ! 今までのカッパが出てきたアニメは子供だましです」と熱弁した。諏訪部は「あれ『ノイタミナ』で流して大丈夫ですかね? 世論を聞きたいです。面白かったですか?」と問いかけ、観客は笑い声を上げつつも大きな拍手で応えた。

相棒同士である警官の玲央と真武については、宮野が「今まで僕らがやったことのあるバディよりも、とても艶っぽいよね」と言うと、細谷も同意する。幾原監督はバディものの構想を以前から持っていたといい、「この2人にやってもらいたいことをあれこれ考えて、『これをやってもらいたい!』というのがこのあとの話数で出てきます。これから徐々に関係が見えてくるのでお楽しみに」と期待を煽った。宮野も「皆さんが想像してるよりも、ものすごいところまで僕らの関係性はいくので、こういう感じは初めてだなって思いました」と語る。また幾原監督は「今まで役者さんが出したことのない声を出してほしいような瞬間を、意識的にチョイスしています」と明かし、「ぜひ作品を観るときにヘッドフォンで聴いてほしいです。いろんな声のディテールを楽しんでもらえれば」とアピールした。

ここでサプライズゲストとして、毎話登場するさまざまなゾンビの声を1人で演じた加藤諒が登場。ゾンビの演技にはほとんど台本がなかったといい、幾原監督は「その場で映像を観てもらって『どうしましょうか』ってお話ししながら、いろいろなテイクをやってもらったんですが、1回目で『こりゃすごい』って。さりげない息とか語尾とかニュアンスを入れてくれて、勉強になりました」と加藤を絶賛する。アフレコの経験は初めてだったという加藤は「すごく難しかったです。皆さんのアフレコを見学させていただいたんですが、声に乗せる情報量の多さが素晴らしくて。その中で自分がどれだけできるかなって、楽しみながらやらせていただきました」と振り返った。

イベント後半は村瀬と内山による“中2チーム”、宮野細谷による“警官チーム”、諏訪部と加藤による“カッパとゾンビチーム”に分かれて、出題に対する幾原監督の答えを当てるというゲームコーナーを展開。1問目の「浅草といえば?」という問題では、中2チームは「どじょうなべ」、カッパとゾンビチームはアニメにも登場する「かっぱ橋の道具街」と回答する。宮野がスケッチブックに書き込んでいる最中、答えを覗き見た内山が「何それ、やりたいだけでしょ!」とツッコミを入れていた警官チームの答えは「ビートたけしさん」。宮野は回答をオープンしながらクオリティの高いモノマネを披露し、会場を沸かせた。なお監督の回答は「もんじゃ焼き」。「25年前に当時の彼女と初めて浅草に行ったとき、もんじゃを食べた思い出があって……」と理由を明かすと「そんなプライベートな理由!?」とキャスト一同から口々にツッコミが飛んだ。

「第3話までで監督が一番気に入っているシーンは?」という質問では、幾原監督が誤って回答を思い切り声に出してしまい、爆笑を取る一幕も。また細谷から、幾原監督は官能的なシーンにこだわりを持っているように思うと投げかけられると、幾原は「よく僕の仕事は『耽美だ』って言われるんですよ。でも今回は絶対に『耽美だ』と言われたくないと思って、『これでも耽美だというのか!』って戦いました」とこだわりを明かした。なお結果勝利した警官チームには、監督からボールに“尻”と書かれた「尻子玉」がプレゼントされた。

フォトセッション前には“一稀カッパ”の着ぐるみとともに、3月29日に誕生日を迎えた諏訪部へのバースデーケーキがサプライズで登場。諏訪部は「ありがとうございます」と感謝を述べつつ、ケッピがあしらわれた緑のケーキに「これ、まさかキュウリ味じゃないですよね」と冗談を口にする。またキャスト一同は間近で見る一稀カッパの着ぐるみにテンションが上がった様子で、しきりに頭上の皿を撫でまわしていた。

最後に加藤は「個性豊かなゾンビがたくさん出てくるので、楽しみにしていてください」と呼びかけ、細谷はオリジナル作品ならではの驚きとワクワク感を楽しんでほしいと語る。宮野は「この世界観がとっても大好きです。突拍子がなくて、『これぞエンターテインメントなんだ』と思いました」と笑顔で語った。諏訪部は「捧腹絶倒の作品です。“イッツア幾原ワールド”というものが最後までのべつまくなしに展開されていきますので、どうかお付き合いいただければ」と呼びかけた。

内山は「派手なデザイン、斬新な設定に目を奪われがちですが、それだけでなく深い人間ドラマにも注目していただけたら」と見どころを述べ、幾原監督作品のファンである村瀬は「今までの監督の作品で描かれたテーマに対して、アンチのような立場で『こういう考えもあるんじゃないか』というような流れもあるので、イクニファンの皆さんにも楽しんでいただけると、胸を張って言える作品です」と太鼓判を押した。そして幾原監督は「8割くらいの人は楽しんでいただけたんじゃないかと思います。2割くらいの人はダメージ負ったと思うんですけど(笑)」と言って笑いを取りつつ、「3人がどこに行き着くのか、どうか楽しみにしていてください。必ずハッとしてもらえる瞬間が待ち受けていると思います」と力強く語り、終始笑いに包まれたイベントの幕を下ろした。

TVアニメ「さらざんまい」

放送情報

フジテレビ:2019年4月11日(木)より毎週木曜日24:55~
ほか秋田テレビ、岩手めんこいテレビ、さくらんぼテレビジョン、仙台放送、福島テレビ、新潟総合テレビ、テレビ静岡、東海テレビ、関西テレビ、テレビ愛媛、テレビ新広島、テレビ西日本、サガテレビ、テレビ熊本、鹿児島テレビ、長野放送、山陰中央テレビ、アニマックスにて放送

スタッフ

原作:イクニラッパー
監督:幾原邦彦
チーフディレクター:武内宣之
シリーズ構成:幾原邦彦、内海照子
キャラクター原案:ミギー
キャラクターデザイン・総作画監督:石川佳代子
コンセプトデザイン:柴田勝紀、松嶌舞夢
美術監督:藤井綾香(スタジオPablo)
音楽:橋本由香利
アニメーション制作:MAPPA、ラパントラック

キャスト

矢逆一稀:村瀬歩
久慈悠:内山昂輝
陣内燕太:堀江瞬
ケッピ:諏訪部順一
新星玲央:宮野真守
阿久津真武:細谷佳正
春河:釘宮理恵
久慈誓:津田健次郎
陣内音寧:伊瀬茉莉也
吾妻サラ:帝子(少女式ヱリス)
ゾンビ:加藤諒

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https://natalie.mu/comic/news/326138

2019-03-31 12:12:00Z
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