吉本興業の岡本昭彦社長（52）が、雨上がり決死隊宮迫博之（49）、ロンドンブーツ1号2号田村亮（47）らによる詐欺グループを相手にした闇営業問題などについて22日、都内で記者会見を行った。
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Q 6月8日に宮迫らから金銭受領の報告受けた際、「静観」と言ったのか
岡本社長 言ったかどうかは定かでない。
藤原寛副社長 覚えてない。皆様に報告していたのと違うことになるので対応を考えないとと思った。静観というと何も動かないことになるので、そのような話はしていないと思う。
Q 宮迫らが受領を報告した際、吉本側から「いまさらひっくり返せません」と言われたとしている
岡本社長 パニックから出た言葉。
藤原寛副社長 事実確認してからということになっていた。隠蔽（いんぺい）という感覚はなかった。
Q 6月24日の打ち合わせの場での岡本社長からの「テープはとってないだろうな」という発言の意図は
岡本社長 （謹慎発表の）打ち合わせが進まず、どこかで互いに不信感があり、良くないと思った。冗談というか、和ませるということだった。
Q 24日の同じ場で「亮、お前辞めて1人で会見してええわ。やってもええけど、全員連帯責任でクビにする。俺にはその力がある」との発言は事実か。
岡本社長 「力がある」とは言わない。「クビにするぞ」というのは、反省が感じられなかったので、父親が子どもに「勘当だ」というようなものだった。
Q 6月8日に金銭受領を聞いてから発表する24日まで時間がかかった理由は
岡本社長 もらったと全員が認識したところで発表した。
Q 謝罪会見をさせなかった理由は
岡本社長 （受け取っていた）金額も確定せず、踏み込めなかった。
Q なぜ引退という話になったか
岡本社長 7月6日に宮迫君、亮君らと直接話をした。僕らの理解では宮迫君に関しては引退という話もその場であった。前日にあるタレントから「引退をさせないで」と言われていたので「引退させない。会見をする時期だけは、会社に預けてほしい」と話をした。
Q 「在京5社、在阪5社は吉本の株主だから、大丈夫やから」と亮に対しての発言の意味は
小林良太法務部長 7月12日の面談だったと思う。会見の話になり亮さんから、生中継したいという話があった。「吉本は各局が株主さまです。（会見の）時間とかそういうことに配慮しないといけない」と伝えたことが事実。
Q 宮迫らが7月10日以降、弁護士をたてたことでコミュニケーションがとれなくなったのか
岡本社長 先方が弁護士を入れて、弁護士としかやりとりがなくなってしまった。不本意だった。
Q 宮迫が岡本社長に会いたいと言ったが会えなかったのは
岡本社長 全ては弁護士にということがあった。
Q 「会見したいなら契約解消か引退か」という文面を考えたのは、岡本社長の指示で小林法務部長が考えたのか
岡本社長 そうです。僕も確認して、ということ。
Q 宮迫の処分撤回。契約解消は感情の行き違いが理由だったのか
岡本社長 契約解消は宮迫君からのお話しだったので、受け入れた。
Q 宮迫の契約解除の撤回と田村亮の処分の見直しの理由は
岡本社長 会社の意思。あらためてミーティングできることを望む。
Q 宮迫と再契約するのか
岡本社長 あくまでこちら側の考え。彼がテーブルについてくれれば。
Q 宮迫らの会見に反論するところは
岡本社長 「力があるぞ」とかそういう言葉は使わないと思う。
Q 一連のやりとりでパワハラはあったと思うか
岡本社長 僕的にはそうでなかった。身内の意識であったので、家の中で怒っている感覚しかなかった。
Q 加藤浩次が「岡本社長はそういう人」と発言した。日常的にどう喝していたのでは
岡本社長 若い頃、怒ったりするということはあった。今は、部屋で1人でいるのでない。
Q 入江慎也が14年に開いた吉本興業主催のイベント協賛に特殊詐欺集団のフロント企業が入っていたか
岡本社長 事実ではない。イベントは吉本でなく、都内の企業が企画したもの。吉本としては反社チェックをしており、企画した会社はチェックしていたが、協賛企業まではしていなかった。
Q 他のメンバーは謹慎処分、入江は契約解消のままでよいか
岡本社長 そうです。
Q 岡本社長の進退は減俸50％だけか
岡本社長 そうです。会社の環境を全力で変えていかなくてはと思っているところ。まず、自分自身を変えていきたいと思う。
Q テレビ出演見合わせなどの損害額は
岡本社長 現状見積もっていない。
Q 過去の所属タレントの不祥事などで生じた損害をタレント請求したことは
岡本社長 1度もない。
Q 今後、所属タレントとの契約の見直しは。希望者には書面で契約をしていくのか
岡本社長 そういう子たちがいる時は、しっかり話を聞いていければ。
Q 6000人で策を講じるのは難しいのでは
岡本社長 コンプライアンスの件も含め、チームを作って、ミーティングを行っている。ギャラに関しては、会社が9でタレントが1というようなことは全くない。平均値でいっても5対5か6対4。頑張って夢の実現と収入を含め上げて行けるようにしていければと思う。
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201907220001143.html
2019-07-22 13:06:00Z
52781827190115
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