「初めて担当が雑誌の表紙を飾った」「担当が新しいCMに出演した」「担当が人気のテレビ番組に出演した」……そんな時、ファンは書店で同じ雑誌を大量に購入したり、CM企業やテレビ局にお礼の手紙を送ったりすることがある。このような行動はファンの“自己満足”であるとともに、「担当の新しい仕事につながる」と、“都市伝説”のように信じられている節がある。しかし、実際のところはどうなのだろうか。出版社・CM企業・テレビ局を直撃し、そのホンネを聞いた。
今、一番売れるのは「King&Prince」
近年、ジャニーズアイドルが表紙を飾った女性誌や一般誌が軒並み“重版”している。10月23日に発売された、King&Prince表紙の「CanCam」(小学館)が当日に重版決定しただけでなく、嵐、Sexy Zone・中島健人&菊地風磨、SixTONES、Snow Manも、“緊急重版”がネット上で話題に。SNS上では、「重版すればまた表紙にしてもらえる」「需要ないと表紙にしてもらえない」という理由から、「雑誌を大量に購入した」というファンの声も聞こえるが、そもそも、表紙を飾る人物というのは、どのようにして決まっているのだろうか。
出版社Aの週刊誌担当者に問い合わせると、「その時のタイミングです。映画やドラマ出演のタイミングで起用することもありますし、こちらがお願いして“運良く”という場合もあります」とのことで、明確な基準はないという。しかし、表紙になる条件としては、「その時“輝いている方”にお願いしています」といい、やはり人気や話題性は重要視されているよう。表紙になる人物はいつ決まるのか、という質問に対しては、「3カ月前から、1〜2週間前の人もいます」との回答があった。週刊誌という特性上、瞬間的にでも話題になれば、表紙を飾る可能性がアップするのかもしれない。
とはいえ、やはり出版社も“ビジネス”である以上、「売れる雑誌」を作らねばならない。出版社Bの週刊誌担当者は、「損益分岐点を大きく超えた時に、次回も表紙に使おうか検討する」とシビアな基準を明かした。
「今だったら、King&Princeが一番売れますね。デビューを控えたSixTONESとSnow Manも今後、同じくらい売れそうだと期待されています。この2組については、ファンの方が非常に熱心だと感じていて、どちらかのグループが重版したら『こっちも重版させないと!』と頑張ってくださるので、相乗効果で売り上げが伸びています」(同)
それでは、まだ人気の出ていない担当を表紙にしてもらうには、どうしたらいいのか。出版社Cの月刊誌担当者は「芸能事務所の都合もあると思うので、なんともいえない」と前置きしつつ、「ほとんどの雑誌には、読者の方からご意見をお寄せいただけるメールアドレスや、ハガキの案内があります。そこに直接『この人に出てほしい!』と書いていただくのがよいのではないでしょうか。私たちの編集部では、ご意見にはすべて目を通しています」と語ってくれた。
一方で、前出・出版社Bの担当者いわく、「今はSNSの影響力が最も強い」とのこと。「どこの業界も、Twitterの“トレンドランキング”に注目していますよ。応援しているタレントさんをバズらせると、何か新しい展開が生まれやすくなるのでは」。出版社は単純な売り上げだけでなく、ファンの“熱量”や、タレントの“話題性”にも注目しているようだ。
https://www.cyzowoman.com/2019/11/post_256120_1.html
2019-11-04 12:00:00Z
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