続いてJOYSOUNDの新CMがステージ上のスクリーンで上映され、菅田は「つい最近撮ったばかりです」と観客に説明。思い切りシャウトするシーンに触れて「『リンダ リンダ』を流してもらったんですけど、思いっきりやりすぎて首を痛めました(笑)」と笑いながら明かした。そして話題は新機種「JOYSOUND MAX GO」に及び、採点機能「分析採点マスター」のデモンストレーションを行うべく、観客の中から菅田の楽曲「まちがいさがし」を歌える人を探すことに。この展開に菅田は「難しいよ? 米津玄師が難しくしてくれたんだから(笑)」とリアクションしたが、観覧エリアでは多数の人が挙手をしてアピールし、菅田はこの光景に「こういう場面で挙げられる人、すごい好きです!」と喜ぶ。菅田に選ばれた男性が実際に「まちがいさがし」を歌うと、男性の歌い慣れたボーカルに菅田は笑顔。「分析採点マスター」は92点をたたき出し、菅田はハグをして男性の健闘を称えていた。
この日のイベントではアルバムに収録される6曲のミュージックビデオと「BATTLE OF TOKYO」の世界観を表現するオープニング、ブリッジ、エンディング映像で構成される約50分間のムービーが上映された。上映が終了すると、まず初めに企画のプロデューサーであるEXILE HIROと映像の監督を務めた久保茂昭、東弘明の3名が観客の前へ。HIROは「BATTLE OF TOKYO」の構想について「2016年にGENERATIONSのツアーで架空のグループを作ったんですけど、そのアバターのグループの世界観で、新しいエンタテインメントを作りたいと着想しました。構想を練っていく中でJr. EXILE世代が活躍してきて、『よりスケールを大きくしたい』ということで今に至る、という感じです」と話した。
そののち、スケジュールの都合で欠席の佐藤大樹(FANTASTICS from EXILE TRIBE)を除くJr. EXILEメンバーが登場した。37人がステージに立ち並ぶ姿に、HIROは「こう見るとみんなカッコいいな。みんなは“LDHっ子”というか、小さい頃から知っている子たちが今こうしてスターになっているので……メンディー以外に期待してます!」とコメント。HIROからイジられた関口メンディー(GENERATIONS from EXILE TRIBE)はタジタジになりながらも「いいチームワークでやれていると思うので、これからも力を合わせてがんばっていきたいです……って真面目か!」とJr. EXILEの年長メンバーとして語る。そして、「BATTLE OF TOKYO」の構想を聞いたときの率直な感想を司会者に問われると、数原龍友(GENERATIONS from EXILE TRIBE)は「情報量が多く単純に疑問がたくさんあったけど、日が経つごとに明確になってきた感覚があります。これまでは先輩方に引っ張ってもらっていた自分たちが、お兄さんになって引っ張っていかなければと思っています」、浦川翔平(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)は「自分のブレイン的にはキャパシティを超えちゃうくらいだったんですけど、ずっと夢を追いかけてきた仲間、ライバルと新しいエンタテインメントを作れるのがうれしくてワクワクしたのを覚えています!」とそれぞれに思いを明かした。
トークセッションではMV撮影時やリハーサル時のエピソードがそれぞれのメンバーから語られ、グループの垣根を超えたやりとりがファンを楽しませた。世界(FANTASTICS from EXILE TRIBE)は「みんなリハからフルパワーで踊っていて、その感じがBATTLE OF TOKYOらしくていいなと思いました」と感想を語り、白濱亜嵐(GENERATIONS from EXILE TRIBE)は「リハの段階から陣くん(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)がバトル感出してきてる顔で怖かった」と告白。メンディーが初心を思い返したエピソードとして「全員の撮影があったとき、(松井)利樹(BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE)が誕生日でケーキでお祝いしたんですけど、彼大泣きしたんですよ、うれしくて」と明かせば、松井はすかさず「メンディーありがとな!」とタメ口で返して登壇者とファンの笑いを誘う。また吉野北人(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)は「八木(勇征 / FANTASTICS from EXILE TRIBE)くんがずっとふざけてて面白かったです」と八木のほうを見ながら話した。
なお、アルバムには4グループのボーカル総勢14人が歌う楽曲「24WORLD」も収録される。これについては片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)が「1人ひとりの個性を知ることができましたし、14人で歌う事もなかなかないので皆さんにも楽しんでもらえると思います」とコメント。川村壱馬(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)は「僕らのカラーというかチーム感が出ていて、BATTLE OF TOKYOが楽しみだなという気持ちになりました」と続いた。
イベントの最後には数原がメンバーを代表してマイクを握り、「Jr. EXILEはまだまだ可能性をたくさん秘めていると思います。幕張でのライブを終えたら、またもっと違ったJr. EXILEになっているのかなとも思います。またこのBATTLE OF TOKYOは先輩後輩関係なく1つのチームなので、LDH新世代のエンタテインメントを届けていきたいと思います」と意気込みを観客に伝えた。そしてプロデューサーのHIROは「5年10年続く壮大なエンタテインメントにしていきたい。どんどん成長していくエンタテインメントだと思うので、ファンの皆さんも参加してもらって、一緒に進化を楽しんでもらえたらと思います」と呼びかけてイベントを結んだ。