シンガー・ソングライター槇原敬之(本名・範之)容疑者(50)が約2年前に住んでいた東京都港区のマンションで覚醒剤を所持したなどとして逮捕された事件で、警視庁が渋谷区にある現在の自宅からも危険ドラッグ「ラッシュ」を押収していたことが15日、捜査関係者への取材で分かった。最近も薬物を使用していた疑いもあるとみて詳しく調べる方針。

捜査関係者によると、渋谷区の自宅で同居している知人からも事情を聴いている。

槇原容疑者は13日、18年3月と4月に当時住んでいた港区のマンションで覚醒剤とラッシュを所持したとして逮捕された。この容疑については大筋で認めているという。

警視庁組織犯罪対策5課は13日、槇原容疑者の関係先を家宅捜索していた。(共同)

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◆RUSH(ラッシュ) 主にセックスドラッグとして流通しており、厚生労働省によると、ラッシュは酩酊(めいてい)感などを得る目的で使われる。中枢神経系の興奮もしくは抑制、幻覚の作用が強い。大量に摂取すると呼吸障害で死亡する。指定薬物の亜硝酸イソブチルを含む液体状の薬物で、吸引すると性的興奮を高めるなどの作用があるとされている。07年に医薬品医療機器等法(旧薬事法)により「指定薬物」となり、業者による販売などが違法となった。その後、14年の改正で個人での所持や使用、購入した場合でも違法となり、15年には関税法改正により個人輸入についても二重に違法とされ、刑事罰の対象になった。